4月半ば、ggg(ギンザグラフィックギャラリー)で行われているTDC展に行ってきました。
もう会期は終了しているのですが、せっかくなので自身のアウトプットも兼ねて簡単に記録しておきます。
TDC展とは

TDCとは、「TOKYO TYPE DIRECTORS CLUB」のこと。
「文字または言葉の視覚表現の追求」を目的に、1987年に設立されました。
そしてTDC展では、「文字や言葉の視覚表現」を軸に開催するグラフィックデザインの国際賞「東京TDC賞」に応募された受賞作品とノミネート作品を中心に、特に評価の高かった約120作品が展示されています。

会場内・展示の様子

平日のお昼過ぎに訪れ、学生らしき人たちを中心にちらほらと人がいるくらいの混み具合でした。
会場は一階と地下の二つに分かれています。
ここからは、わたしが気になった作品を紹介していきます(メモ程度に撮影したものなので、写真はイマイチなのですが……)。








体感では、海外の作品が多かったように思います。
また、写真は撮り損ねてしまいましたが、グランプリの橋本麦さんの映像作品と、小光さんの《Five Years Old Memories》がとても印象的でした。

「MONO NO AWARE / かむかもしかもにどもかも! (imai remix) 」ミュージック・ビデオ
出典:東京TDC公式サイト

特に《Five Years Old Memories》は、通っていた大学がインタラクティブデザインに強みを持っていたこともあり、どこか懐かしさも感じながら鑑賞しました(ぜひ見てみてほしい!し、なによりイラストがすてきです)。
鑑賞者が参加者として作品に没入できたり、記憶を呼び起こされる体験ができるのは、デジタルならではの魅力だと改めて感じました。
感想
思い返すと、もっとたくさん写真を撮っておけばよかったなと後悔していますが……。
普段の生活では、どうしても国内のクリエイティブにしか触れる機会がありませんが、今回の展示では国内外の優れた作品を一度に見ることができ、とても刺激を受けました。
わたしはつい「かっこよさ」を求めるあまり、欧文のタイポグラフィに頼りがちなのですが、今回の展示では、アジア圏ならではの漢字を用いた視覚表現に強く心を動かされました。
「文字を使った表現をもっと追求していきたい」と、改めて感じています。
また前職がWeb関係だったこともあり、最近はWebデザインの勉強に注力していたのですが、紙や印刷ならではの奥深さに触れたことで、紙ものやタイポグラフィが好きという気持ちを再認識しました。
そしてなにより、「やっぱりグラフィックデザイナーになりたい!」という思いが、これまで以上に強くなりました。
気になった作品をたどっていくと、その多くがやはり自分の好きなデザイナーさんの手がけたもので、「自分の“好き”」を改めて再確認できたのも、今回の展示の大きな収穫でした。
とはいえ、好きなテイストが偏っている自覚もあるうえ、デザインスキルもまだまだなので、ジャンルやカテゴリに捉われずどんどん吸収していきたいです。
まとめ
TDC展は、gggで毎年開催されています。
また、gggではデザインに関する展示が頻繁に行われているので、グラフィック好きな方はぜひウェブサイトからチェックしてみてください。
近くのGINZA SIXに入っている、蔦屋書店と合わせて訪れるのもおすすめです(デザイン書が充実しています)。
ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)
東京都中央区銀座7-7-2 DNP銀座ビル1階/B1階
最寄り駅
・地下鉄:銀座線、日比谷線、丸ノ内線「銀座」駅から 徒歩5分
・JR:「有楽町」「新橋」駅から 徒歩10分
開館時間
営業:11:00〜19:00
休館:日曜・祝日、展示替え期間
※平日お仕事の方はご注意ください🦕⚡️!